聖書キャンプ報告   山里 将之


みなさん、こんにちは!
貝塚聖書教会の山里将之です。

もうすぐクリスマスが近づく11月の最後の週。皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。そんな時期ではありますが、引き続き、2022年の夏の思い出…今日で最終回、聖書キャンプのご報告です。

小学生キャンプ、ティーンズバイブルキャンプときて、最後になりましたこの聖書キャンプは、ひらたく言えば、ファミリーキャンプ、全世代参加のキャンプです。大人も子どももお年寄りも、みんないっしょに行います。

小学生キャンプ、ティーンズバイブルキャンプの方は、コロナがおさまった時期を見計らって、宿泊形式で行いましたが、いろいろな世代が一同に会する聖書キャンプは、大事をとって今年は宿泊はナシ。8月6日、11日、13日の3回に分けて、日帰り形式で行いました。

中でも印象深かったのは、8月13日のプログラム。京都駅からほど近い、キャンパスプラザ京都を会場に、なんと仏教の学びをいたしました。

クリスチャンが、なぜ仏教を? 素朴な、そして至極まっとうな疑問ですね。でも、もし本当にキリスト教を伝えたい、聖書をより分かりやすく説き明かしたい、そう願うなら、もともと持っている宗教観、世界観を研究することはとても大事なことですよね。私たちの国、日本では、一方で仏教、一方で神道というふたつの伝統的な宗教が歴史の中で長らく影響を及ぼして来ました。そこで培われている文化、発想、習慣、感覚を知ることが、キリスト教をよりよく伝える足がかりになります。

もともとユダヤ、イスラエルといった、中東世界で信仰されていたキリスト教を、トルコ、ギリシアを経てローマにまで伝えた使徒パウロも、同じような道筋を通りました。生粋のユダヤ人、熱心なユダヤ教徒として、エリート教育を受けたパウロでしたが、全人類を愛されるイエス・キリストと出会い、クリスチャンとなってから、彼は律法を持つ者(ユダヤ人)には律法を持つ者のように接し、律法を持たない者(ユダヤ人以外の人々)には律法を持たない者のように接しました。それだけでなく、弱い者には弱い者のように、さらにはすべての人々のためにすべての者となれるよう務めました。

そのおかげで、今では全世界に聖書の教えが届けられています。

聖書 コリント人への手紙第一9章19-23節
19 私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべての人の奴隷になりました。 20 ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を獲得するためです。律法の下にある人たちには──私自身は律法の下にはいませんが──律法の下にある者のようになりました。律法の下にある人たちを獲得するためです。 21 律法を持たない人たちには──私自身は神の律法を持たない者ではなく、キリストの律法を守る者ですが──律法を持たない者のようになりました。律法を持たない人たちを獲得するためです。 22 弱い人たちには、弱い者になりました。弱い人たちを獲得するためです。すべての人に、すべてのものとなりました。何とかして、何人かでも救うためです。 23 私は福音のためにあらゆることをしています。私も福音の恵みをともに受ける者となるためです。

長かった夏の思い出ご報告も、今回でようやく最終回。次回もまたお楽しみに…。

写真:聖書キャンプの一コマ。京都の西本願寺を探訪。
※あえて少し画像をぼかしています。


2022年11月28日