「時を失うと‥」 黒田 朔

時を失うと‥」
何とかなる・・と思ってはいても、どうにもならな現実がある。先日のことだ。今まで使っていた髭剃りの切れ味が落ちてきたので、思い切って以前から使ってみたいと思っていた髭剃りを手に入れ、ご機嫌だった。ところが、充電用のコードをなくしてしまった。気にはなりながらきちんと片づけないまま放っておいたからだ。その辺にある、要る時にはすぐに見つかる・・と思っていた。3か月ほどして髭剃りに赤ランプがつき、それでも慌てず、探し始めた。ない・・、ここにも、あそこにも。いろいろな電源コードが出てきた。しかし、合わない。古い髭剃りにコードはあるのに、新しいのがない。何とかなると思っていたが、どうにもならない。遂に、電気屋に行き、コードを取り寄せてもらうことにした。「1週間から、時には2週間かかるときがあります」やむを得ない。幸い赤ランプがつきながら髭剃りは動いてくれた。しかし、5日目、ついに止まった。電気髭剃りしか使ったことがないが、「とうとうカミソリを買わなければ・・」と思っていたら、外出先に届いたとの電話があり、「助かった・・」と継ぎ足しコードを手に店を出た。¥4800也!
「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
捜すのに時があり、失うのに時がある。保つのに時があり、投げ捨てるのに時がある。」(伝道者の書 3:1、6)

 

2022年12月19日