新年を新しい心で迎える      辻 喜男

クリスチャンにとって、一年の始まりは三回ほどあります。

その1、キリスト教の暦による一年の始まりです。それは、イエス・キリストの誕生を祝う時であり、まさにイエス・キリストの出現によって、キリスト教が始まったからです。実際にはキリストの誕生の一か月前から始まり、待降節、降誕節、復活節と進み、次の年の待降節までを一年とみることができます。

その2、学校や役所で使う会計年度の考え方です。通常、4月から新しい年度が始まります。学校生活の中で、入学、卒業が年度の規準に役立っています。

その3、カレンダーの1月1日(元旦)も、新しい年の始まりとして、私たちは大切にしています。12月31日の大晦日が終わり、翌日には家の内外ともに、みんなが新しくなったように思います。クリスチャンも、このカレンダーによる新しい年の始まりを大切にします。一年を終える年末に感謝の祈りをささげ、新年には新しい年への期待を祈り求めます。私たちにとって、とても大切な節目です。過ぎ去った一年にいろんなことがありましたが、それらのことを神は益としてくださり、新しい希望が与えられることを信じて祈ります。自分のため、家族のため、教会に集っている一人一人のために祈ることは、なんとも幸いな時です。

聖書の約束(新約聖書 コリント人への手紙第二 5:17)
「だれでもキリストのうちにあるなら、(イエスを救い主と信じるなら)その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」

2023年01月03日