のんびり、ゆったり、お花を見ながら巡るイスラエル聖地の旅   黒田 朔

今なら未だできることをしておきたいと考える年を迎えて「もう一度行ってみたいところ」はやはり聖書の舞台「イスラエル」。子供のころから知っているガイドさんの親切な励ましを頂き、シニア向きの聖地旅行を敢行。海外は初めてという人からイスラエルは5度目というシニア21名が日本各地とハワイから現地発着型でテル・アビブのホテルで初顔合わせ。到着翌日と帰国前日に体調管理のためのフリーデー、旅の中心はイエスの活躍された北部ガリラヤ湖とエルサレム。

それぞれ同じホテルに5泊するという特別仕立て。印象深く残っているのはガリラヤ湖では沖に出た船からイエスの歩かれた町々を眺め、一時船のエンジンを止めてもらって味わった静寂。僅か数分の静寂の中で船べりを叩く波音と吹き抜ける風に二千年前のイエスと弟子たちを甦らせたこと。そして、もう一つは、エルサレムの今も続く発掘作業。13年前に発見された3千年前のソロモンの王宮跡が見学できるように整備され、2千年前のイエス時代のシロアムの池の発掘が進んだこと。
高速道路をバスで走るとカリフォルアを思わせるハイウェイとアパート群などの国造りをハイピッチで進める傍ら、2千年、3千年前の祖国発掘を掘り進めるイスラエルの「民族の息吹や力」に圧倒される旅でした。















2023年02月20日