「約束の虹」 山里 将之

みなさん、こんにちは!
貝塚聖書教会の山里将之です。

クリスマスが過ぎ、新年を迎える準備が始まっています。日本では、クリスマスが終わるとすぐ、お正月へと「衣替え」をしますので、皆さんお忙しくなさっているのではないでしょうか。

海外のキリスト教国などでは、お正月をはさんで1月の第一週あたりまで、つまり、冬休みの間くらいまでは、クリスマスシーズンとして過ごすので、お正月だからといって日本ほど慌ただしくはならない、と聞いた事があります。「衣替え」の必要がない分、ゆったりと出来るわけです。うらやましいなと思う反面、日本では、お正月にはお正月の楽しみもありますので、これはこれで良いんだろうな、とも思います。阪南バイブルチャペルでは元旦礼拝の後に餅つきの計画がありますが、クリスマスの雰囲気とはちょっと違いますよね。12月26日の礼拝の後にはクリスマスの後片付けをして、お正月を迎える準備も出来ました。ご安心して、元旦礼拝、また、お時間があれば餅つきにもお立ち寄り下さい。

さて、日付が前後するようで恐縮ですが、オンラインクリスマスコンサートの案内を配っていた頃の事です。一軒一軒回りながらポストに案内を投函し、時々、手渡しで受け取ってくださる方もいて、とてもうれしく思いました。宗教というだけで警戒される事のある昨今ですが、教会の牧師が配る案内を喜んで受け取ってもらえるのは大変ありがたい事だなと思います。

そんな中、その日は突然の雨! せっかく用意した案内を濡らすわけにもいけませんし、第一、ポストが濡れた案内でくしゃくしゃになっては、喜ばれるどころか迷惑をかけてしまいます。残念ながらその日は配布目標の半分もいかずに断念。こんな日もあるんだなぁと、ちょっとがっかりした次の瞬間、見上げた空には大きな虹!…私のFacebookを見て下さった方はもうすでにチェック済みかも知れませんね…ネタバレで恐縮です。神様の粋なはからいに思いがけず感動したひとときでした。

虹は、聖書では、特別な意味が込められている事があります。有名な、ノアの洪水の時がそうです。神様は、罪に汚れた世界を一度、洪水によって洗い清めました。洪水の後、もう二度とこのような事はすまい、と決心なさいました。箱舟によって救われたノアと彼の家族、箱舟に乗っていた動物たちを前に、祝福の約束、虹の契約を結ばれました。天と地を結ぶように、大空に美しいアーチを描く虹は、神様と人間、生きとし生ける生命とを結ぶ契約の象徴となりました。それはまるで、クリスマスの時に訪れる救い主、天の神と地に住む私たち人間を結ぶイエス様を象徴しているようでもありました。

日本ではもうすぐお正月になりますが、海外ではクリスマスシーズンはまだしばらく続きます。もしあなたが、イエス様をまことの救い主として受け入れるなら、毎日がクリスマス、救い主が天と地を結び、神様とあなたを結んでくださる喜びの日々となるのです。ぜひ、約束の虹を見上げて、イエス様をお迎え下さい!

わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。そのとき、わたしは、わたしとあなたがたとの間、すべての肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い起こす。大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。
聖書 創世記9章14-15節

写真:雨上がりの虹! 人生、晴れの日もあれば雨の日もありますが、神様は洪水の後にさえ、希望の虹を見せて下さるお方です!

2021年12月27日